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※セミナー114は宮城県仙台市での開催、セミナー113は東京での開催です。お間違いのないようご注意ください。

2022年10月2日(日)■登進研バックアップセミナー114 in 仙台

不登校―進路に背を向ける子どもの心をどう動かすか

学校の話題に耳をふさぎ口を閉ざす子の心の扉をひらくアプローチ


 毎日うんざりするほどの暑さが続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。体調を崩している方もいらっしゃるかもしれません。暑中、心よりお見舞い申し上げます。

 さて、先日あるお母さんから、こんなご相談を受けました。

 現在、中3の息子は、1年ほど前からいくら頑張っても成績が上がらず、中2の2月から不登校になりました。以来、部屋にこもって半年。ドア越しに話しかけても返事はなく、姿を目にしたこともありません。
 考えてみれば、不登校ぎみになったとき、私は叱咤激励するばかりで、息子の不安や苦しさに気づかず、親子関係をこじらせてしまったのではないかと思っています。親子の信頼関係を取り戻すにはどうすればよいのか。また、会話も成立しない状態で、進路選択や高校受験にどう対応すればよいのか悩んでいます。


 何を聞いても答えない、何をしたいかもわからない。この時期、進路にまったく興味を示さない(ように見える)子どもを前に、やがて直面する進路問題(学校選びや転校など)にどう対応すればよいのか、頭を悩ませている親御さんも多いことでしょう。
 そこで、仙台で3回目となる今回のセミナーでは、この喫緊の課題に焦点を当て、かたくなに心を閉ざす子どもにどうアプローチしたらよいのかを考えてみたいと思います。

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 第1部は、「不登校―進路に背を向ける子どもの心をどう動かすか〜学校の話題に耳をふさぎ口を閉ざす子の心の扉をひらくアプローチ」をテーマに、東北大学名誉教授・長谷川啓三さんによる講演を行います。

 長谷川さんは、近年、心理療法の分野で注目されている「ブリーフセラピー(家族療法)」を日本にはじめて紹介し、長年、実践されてきたブリーフセラピーの第一人者です。
 ブリーフセラピーでは、たとえば不登校のご家庭によくみられる「毎日な〜んにも変化がない」「何もかもうまくいかない」(ように見える)状況のなかで、「たま〜にうまくいっていること」「ちょっと違うこと」=【例外】に注目し、その【例外】をふくらませ増幅することで、大きな転機につなげていくアプローチ法を特徴としています。

 問題の原因を個人のせいにするのでなく、家族をはじめ本人をとりまく人々のコミュニケーションに変化を起こし、問題を解決にみちびく点、原因の追及よりも問題解決を優先する点がブリーフセラピーの魅力です。長谷川さんにはさまざまな事例を取り上げながら、停滞した親子関係に動きをもたらす、「ちょっと面白い」アプローチの方法を教えていただきます。お楽しみに!

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 第2部Q&A「通えないことを傷にしない進路選択とは」では、当セミナーに寄せられたご質問やアンケートのなかから、小学生から高校生まで、起立性調節障害や発達障害のケースも含めて、これからの時期に親御さんが直面する進路選択や転校などに関する悩みや疑問をピックアップし、心理と進路の両面から具体的な対処法について、海野千細さん(八王子市立高尾山学園・心理相談員)、齊藤真沙美さん(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授)、荒井裕司(登進研代表)の3人にズバリ回答していただきます。

 また、これらのQ&A以外にも、
齊藤真沙美さんには、「小中学校で転校する際に気をつけたいこと」
荒井裕司には、「子どもの将来を見据えて、通信制高校をどう有効活用するか」
海野千細さんには、「不登校特例校における学校に行きにくい子への対応」
 について、お話ししていただきます。

 海野さんは、わが国初の不登校特例校である「八王子市立高尾山学園(小学部・中学部)・心理相談員」を務めておられます。宮城県でも今年4月に不登校特例校の第1号「富谷市立富谷中学校」が誕生し、来年度にはさらに2校、白石市立の小中一貫校と仙台市太白区に私立小中一貫校の特例校が開設される予定です。海野さんには、不登校特例校とは何か、そこでは学校に行きにくい子にどんなサポートが行われているかなどをお話しいただきます。

 第3部個別相談では、不登校に関する心理と進路の問題についてカウンセラーと専門相談員が一対一でお応えします。なお、個別相談は事前にお申込みいただいただ方のうち先着25名様に限らせていただきますので、ご了承ください。



●開催日時
2022年10月2日(日)12:30〜16:30(その後、個別相談/開場12:00)

●会 場
仙台市中小企業活性化センター 仙台市青葉区中央1-3-1 AERビル6階(セミナールーム2)
Tel. 022-724-1200
【アクセス】JR仙台駅西口出口より徒歩2分

●定員
72名

●参加費
1000円

●プログラム
【第1部】不登校―進路に背を向ける子どもの心をどう動かすか

講師 長谷川啓三(東北大学名誉教授)

【第2部】Q&A「通えないことを傷にしない進路選択とは」
回答者 海野 千細(八王子市立高尾山学園・心理相談員)
齊藤真沙美(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授)
荒井 裕司(登進研代表)

【第3部】個別相談(心と進路の相談)

個別相談をご希望の方は、ご氏名・ご住所・電話番号、お子さんの学年(または年齢)・性別、ご相談内容(不登校が始まった時期、現在の状況等を400字以内で)、「個別相談希望」とご記入のうえ、9月27日(火)16:00までに、メール本サイトのフォームにてお申込みください。


●参加のお申込み方法

ご氏名・ご住所・電話番号をご記入のうえ、9月28日(水)16:00までに、メール本サイトのフォームにてお申込みください。


●お問い合わせ先
〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-43-8
「登校拒否の子どもたちの進路を考える研究会」事務局
Tel.03-3370-4078  Fax. 03-3370-5198
ホームページ■http://www.to-shin-ken.net/
eメール■info@to-shin-ken.net



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2022年9月11日(日)■登進研バックアップセミナー113

不登校―何が心を突き動かす突破口になったのか?

子どもたちが回復に向かうプロセス、一歩を踏み出すときに必要な親のサポートなど、
親と子の希望につながる6つの提言


 言うまいと思えど今日の暑さかな――連日の酷暑で、顔を合わせればみな挨拶は「暑いですねえ」。言っても涼しくなるわけじゃなし、言わなきゃいいのについ口に出てしまう。どうせなら、勉強にもなるし、英語で言ってみたらどうかと調べてみました。で、探し当てた英訳がこれ(笑)。

 You might(言うまいと)though I think(思えど)today’s(今日の)hot fish(暑さかな)

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 さて、前回のセミナーでは2組の親子のご協力を得て体験談を聞かせていただきました。そのなかで2人の若者が「動き出すきっかけになったこと」をこんなふうに話してくれました。

 「高1で私立高校をやめざるをえなくなったとき、今までの生活をリセットするつもりで、まず通信制高校で高校卒業資格を取得して専門学校に進学しようと思ったのがきっかけ」(看護専門学校の2年生、女性)

 「中学時代の3年間、通っていた適応指導教室で2、3人の友だちができて、はじめて友だちに会う楽しみができたことが大きなきっかけになりました」(大学4年生、男性)。

 そして、この2人がぴったり声を揃えるようにして、会場のお母さんお父さんに語りかけたのが「子どもは親が思っている以上に真剣にいろいろなことを考えているから、静かに見守ってほしい」ということでした。

 当セミナーでは、これまで70余人の若者と親御さんをゲストに迎え、体験者の話を聞く機会を設けてきました。今回は、その貴重な体験談のなかから、不登校理解の手助けとなる象徴的なコメントを入り口にして、子どもたちが回復に向かって動き出す「突破口」となる出来事にスポットを当ててみたいと思います。

 ●いちばんつらかったのは、「行きなさい」「いやだ」という毎朝の母とのバトル。
 ●学校に行くのが普通で、行かないのが異常。自分は普通の人間じゃないと思っていた。
 ●いざ自分が当事者になってみると、黙って見守るなんてとてもできない。
 ●一緒に悩んで考えてくれた親がいたから、いま、こうしていられる。

 これらゲストの方々が語ってくれた言葉からは、当時の子どもの思い、親御さんの苦しさがリアルに伝わってきます。そして、これらの言葉が出てきた背景にはどんなドラマや葛藤が隠れているのでしょうか。

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 第1部は、「不登校―何が心を突き動かす突破口になったのか?〜子どもたちが回復に向かうプロセス、一歩を踏み出すときに必要な親のサポートなど、親と子の希望につながる6つの提言」をテーマに、不登校から回復するまでの経過を、次の6つのステージに沿って考えます。

①当初のさまざまな葛藤
②昼夜逆転、ネット・ゲーム漬けの日々
③親と子の衝突
④長期化にともなう不安への対応
⑤動き出す兆しが見えてきたとき
⑥不登校を経て何が変わったのか

 講師の齊藤真沙美さん(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授)、小栗貴弘さん(跡見学園女子大学心理学部准教授)、奥野誠一さん(立正大学心理学部准教授)、荒井裕司(登進研代表)の4人には、それぞれのステージを象徴する体験談にふれながら、解決の突破口に導いた背景などについて、わかりやすく解説していただきます。

 第2部1問2答『「学校をえらぶ」「学校をかえる」ときの前知識』では、当セミナーに寄せられたご質問やアンケートのなかから、将来の子どもたちの生き方も含めて、親御さんが直面する進路選択や転校などに関する悩み・疑問をピックアップし、第1部の4人の講師の方々に回答していただきます。
 「1問2答」は、1つの質問に対して、2つの異なる視点からアドバイスを聞くことができ、「実践的で役に立つ」「具体的で理解が深まる」など、いつも好評を得ています。今回もご期待ください。

 第3部個別相談では、不登校に関する心と進路の問題についてカウンセラーと専門相談員が一対一でお応えします。なお、個別相談は事前にお申込みいただいた方のうち先着30名様に限らせていただきますので、ご了承ください。



●開催日時
2022年9月11日(日)13:00〜17:00(その後、個別相談/開場12:00)

●会 場
SYDビル2階ホール 渋谷区千駄ケ谷4-25-2 Tel.03-3405-5672
【交通】JR代々木駅西口・都営大江戸線代々木駅A2下車、徒歩5分
東京メトロ副都心線 北参道駅 出口1下車、徒歩3分

●定員
83名

●参加費
1000円

●プログラム
【第1部】不登校―何が心を突き動かす突破口になったのか?

講師 齊藤真沙美(東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授)
小栗 貴弘(跡見学園女子大学心理学部准教授)
奥野 誠一(立正大学心理学部准教授)
荒井 裕司(登進研代表)

【第2部】1問2答「学校をえらぶ」「学校をかえる」ときの前知識
回答者 齊藤真沙美/小栗貴弘/奥野誠一/荒井裕司

【第3部】個別相談(心と進路の相談)

個別相談をご希望の方は、ご氏名・ご住所・電話番号、お子さんの学年(または年齢)・性別、ご相談内容(不登校が始まった時期、現在の状況等を400字以内で)、「個別相談希望」とご記入のうえ、9月7日(水)までに、郵送、ファックス、メール本サイトのフォームにてお申込みください。


※恐縮ですが、夏季休業中(8月11〜21日)は、お電話による申込みはお受けできません。



●参加のお申込み方法

ご氏名・ご住所・電話番号をご記入のうえ、下記お問い合わせ先、または本サイトのフォームにてお申込みください。


※恐縮ですが、夏季休業中(8月11〜21日)は、お電話による申込みはお受けできません。



●お問い合わせ先
〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-43-8
「登校拒否の子どもたちの進路を考える研究会」事務局
Tel.03-3370-4078  Fax. 03-3370-5198
ホームページ■http://www.to-shin-ken.net/
eメール■info@to-shin-ken.net



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2022年6月19日(日)■登進研バックアップセミナー112

不登校―親子の葛藤を経て見えてきたもの

2組の親子が語る、あの頃のすれちがい、せめぎあい、そして、わかりあえるまでの紆余曲折


 体験談が聞きたい――当セミナーに参加された多くの親御さんが、アンケートにこう書かれています。しかし、つらく苦しかったあの頃を振り返り、たくさんの方々の前でみずからの体験を語るという作業が、ご本人にとっていかに大変か、勇気のいることかは想像にかたくありません。そんなわけで、なかなか実現しなかった「体験者のお話を聞く会」ですが、このたび、2組の親子のご協力を得て、ついに開催の運びとなりました。この貴重な機会に立ち会えることは、私たちスタッフにとっても大きな喜びです。

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以前、当セミナーでご登壇いただいたお母さんと娘さんとの間で、次のようなやりとりがありました。


母:包丁持って、「私と一緒に死んで」と言ったこともありました。でも子どもって、そういうのぜんぜん効き目ないんですよね(笑)。

娘:自分のせいで母親の人生を狂わせてしまったので、悪いとは思っていても、しっかりしなくちゃとは思えなくて、泣かれたりすると、どうしたらいいのかわからなくなった。包丁事件のときは、自分が頼りにしている人に全否定されたような気がして、ただただショックだった。


 このやりとりからは、わが子の不登校を受け入れられず、精神的に追いつめられたお母さんの苦悩と、不登校になったことで罪悪感と自己嫌悪に苦しみながらもお母さんを頼りにしている娘さんの戸惑いと不安が伝わってきます。こうした激しい親子のバトルは、不登校の初期にほとんどのご家庭で起こりますが、初期の葛藤が一段落し状況が落ち着いてくると、今度は「この状況はいつまで続くのか」という不安に襲われます。では、こうした不登校をめぐる気持ちのすれちがいやせめぎあいから始まる親子の葛藤は、どのようなプロセスを経て、深く強い信頼関係につながっていくのでしょうか。

 わが子が不登校になると、ついはれ物に触るような対応になり、聞きたいことも聞けないという親御さんが多い一方、子どものほうも、親が自分のことをどう思っているのかわからず、互いの思いがすれちがうこともしばしば。そんな近くて遠い親子関係をひもとくヒントのひとつが、体験者のお話を聞くこと、そして、そこから、「わが家も大丈夫」「きっと未来はある」という希望を受けとることではないでしょうか。

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 第1部のトークライブは、「不登校ー親子の葛藤を経て見えてきたもの〜2組の親子が語る、あの頃のすれちがい、せめぎあい、そしてわかりあえるまでの紆余曲折」をテーマに、2組の親子をゲストに迎え、「不登校になった直後の不安への対応」「見守る以外に親にしてほしいこと」「不登校を認めるまでの経緯」「揺れ動く親の気持ちの支えになったもの」「動き出そうとしたときのサポート」など、いまだから言える、いまだから聞ける親子の本音を語っていただきます。

 司会は、長年、不登校の子どもたちと保護者に寄り添ってきた海野千細さん(八王子市教育委員会教育指導課心理相談員)にお願いしました。小栗貴弘さん(跡見学園女子大学心理学部准教授)と荒井裕司(登進研代表)には助言者として、親子の体験談が意味することや、その背景にあるものなどをわかりやすく解説していただきます。

 第2部「2組の親子と専門家への質疑応答」では、第1部のゲストへの質問やメッセージ、また、お子さんのことで気になっていること、親御さん自身の悩みや疑問、進路選択や転校などについて、ゲストと専門家がお答えします。質問は質問用紙に書いていただく形式ですから、「大勢の前で質問するのはちょっと苦手」という方でも大丈夫です。時間の許すかぎり、ひとつでも多くの質問にお答えします。どんどん質問してみてください。

 第3部個別相談では、不登校に関する心と進路の問題についてカウンセラーと専門相談員が一対一でお応えします。なお、個別相談は事前にお申込みいただいた方のうち先着30名様に限らせていただきますので、ご了承ください。


※本セミナーは予約制です。ソーシャルディスタンスを保つため定員はいつもの約半数に抑えておりますので、早めのお申し込みをおすすめします。


※ゲストの方々のプライバシー保護のため、今回はオンラインセミナーで はなく、あえてリアルセミナーとして開催します。



●開催日時
2022年6月19日(日)13:00〜17:00(その後、個別相談/開場12:00)

●会 場
SYDビル2階ホール 渋谷区千駄ケ谷4-25-2 Tel.03-3405-5672
【交通】JR代々木駅西口・都営大江戸線代々木駅A2下車、徒歩5分
東京メトロ副都心線 北参道駅 出口1下車、徒歩3分

●定員
83名

●参加費
1000円

●プログラム
【第1部】トークライブ「不登校―親子の葛藤を経て見えてきたもの」

ゲスト 不登校を経験した若者とお母さん(2組)
司 会 海野 千細(八王子市教育委員会教育指導課心理相談員)
助言者 小栗 貴弘(跡見学園女子大学心理学部准教授)
荒井 裕司(登進研代表)

【第2部】2組の親子と専門家への質疑応答
回答者 ゲスト/海野千細/小栗貴弘/荒井裕司

【第3部】個別相談(心と進路の相談)

個別相談をご希望の方は、ご氏名・ご住所・電話番号、お子さんの学年(または年齢)・性別、ご相談内容(不登校が始まった時期、現在の状況等を400字以内で)、「個別相談希望」とご記入のうえ、6月15日(水)までに、郵送、ファックス、メール本サイトのフォームにてお申込みください。


●参加のお申込み方法

ご氏名・ご住所・電話番号をご記入のうえ、下記お問い合わせ先、または本サイトのフォームにてお申込みください。


●お問い合わせ先
〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-43-8
「登校拒否の子どもたちの進路を考える研究会」事務局
Tel.03-3370-4078  Fax. 03-3370-5198
ホームページ■http://www.to-shin-ken.net/
eメール■info@to-shin-ken.net



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