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不登校・ひきこもりバックアップセミナー講演内容

2007年02月04日(日)■登進研バックアップセミナー57

不登校―回復を早める上手な登校刺激とは?

具体的な成功例・失敗例をふまえ、
子どもの状態に合わせた望ましい登校刺激を考える

 前回、本セミナーでは不登校を体験した2組の親子に登場していただき、「あのころ、互いにぶつけられなかったさまざまな思い」を、親と子それぞれの立場から語っていただきました。

 その体験談のなかで、「親は、子どもが動き出すまで待ち続けたほうがいいのか?」という質問に対して、A男くんは「自主性がないほうなので、見守られているだけでは動き出せない。堕落した生活を送って、このままではダメだと思いはじめたのが中3の頃。ちょうどそのとき、親から進路の話があって救いの手がおりてきたという感じだった」と答えています。一方、A男くんのお母さんはそのことに関して、「いざ当事者になってみると、黙って見守るなんてできなかった。うちの場合にかぎっては、節目の時期に、いいタイミングで背中を押してあげたら、いい方向に動いたような気がする」とコメントしています。

 ところが、同質問に対してB子さんは、「私の場合は、親がほっといてくれたのがよかった」と、A男くんとは逆のことを話しています。しかし、B子さんのお母さんは、最初からB子さんに寛容だったわけではありません。「お母さんからは、(学校に)行け行けオーラが出ていた」ようにB子さんには見え、「塾通いをはじめ親の私がお膳立てしたことは、ことごとくうまくいきませんでした」という言葉に象徴されるように、さまざまな試行錯誤をくり返して、ようやくB子さんの自主性に任せる境地にたどりついたのです。

 A男くんのお母さんが「いいタイミングで背中を押してあげた」ことは、A男くんに「救いの手がおりてきた」と受けとめられ、B子さんのお母さんが「塾通いをはじめお膳立てしたこと」は、うまくいきませんでした。ただ、登校刺激を「登校を促そうとするはたらきかけの総称」と考えると、二人のお母さんのはたらきかけは、“立派な”登校刺激といえそうです。
 A男くんのお母さんのように「当事者になってみると、黙って見守るなんてできない」と感じるのは親御さんの正直な気持ちでしょう。しかし、B子さんのように、登校刺激を与えた結果が必ずしも吉と出るとはかぎりません。子どもの状態とタイミングを見計らって行うことがポイントとなりそうです。

 第1部は、「不登校―回復を早める上手な登校刺激とは?」というテーマで行います。講師は『上手な登校刺激の与え方』の著者で、登校刺激に詳しい小澤 美代子さん(千葉大学教育学部教授)にお願いしました。登校刺激の具体的な成功例と失敗例にもふれていただき、登校刺激をしたほうがいい場合としないほうがいい場合の見分け方、登校刺激を与えるときの注意と配慮すべきポイント、子どもの状態に合わせた登校刺激のあり方などについて、お話しをしていただきました。
 第2部は、Q&A「進路への意欲をどう支えるか」で、不登校の子どもにとって、大きな節目の時期に起こり得る問題や疑問を取り上げました。前回の参加者の皆さまからお寄せいただいた質問と、今回、参加された皆さまの質問に答えるたかちで進めました。司会は、霜村 麦さん(メンタルクリニックあんどうカウンセラー)、回答者は、海野 千細さん(八王子市教育センター総合教育相談室長)、荒井 裕司(登進研代表)、さらに第1部の講師である小澤 美代子さんにも加わっていただきました。

◆プログラム

【第1部】「不登校―回復を早める上手な登校刺激とは?」

講師 小澤 美代子(千葉大学教授)

【第2部】Q&A「進路への意欲をどう支えるか」

回答者 海野 千細(八王子市教育センター総合教育相談室長)
小澤 美代子(千葉大学教授)
荒井 裕司(登進研代表)
司会 霜村 麦 (メンタルクリニックあんどう カウンセラー)

【第3部】個別相談

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2006年11月23日(木)■登進研バックアップセミナー56

不登校―子どもに聞けないこと、親に言えないこと

2組の親子が語る“あのころ互いにぶつけられなかったさまざまな思い”

 前回、当セミナーでは「不登校の原因」をテーマにとりあげました。このテーマの背景には、「わが子がなぜ学校に行けなくなったのか原因を知りたい」と思いながらも、「子どもに聞いても答えが返ってこない」「口を閉ざしてしまう」という状況のなかで、どうしてよいか途方にくれているたくさんの親御さんの存在がありました。

 「わが子がなにを思い、なにを考えているか知りたい」という親の思いは当然ですが、多くの場合、子どもから納得のいく答えは返ってきません。一方、そんな子どものほうも、実は親に聞いてほしいことがないわけではありません。ただ、さまざまな不安や葛藤をかかえて、それをうまく口に出せないのではないでしょうか。かつて不登校だったある青年は、「なぜゲームばかりしていたの?」という質問に、「これから自分はどうなるんだろうという不安が大きくて、それを忘れるためにゲームをやっていた」と答えてくれました。
 親子だからこそ、聞けないこと、言えないこと…そこから、さまざまな親子間の誤解やすれちがいが生まれるのかもしれません。

 第1部は「不登校―子どもに聞けないこと、親に言えないこと」をテーマに、不登校を経験した2人の若者とその親御さんをゲストに迎え、お話を聴かせていただきました。
 個人的な体験を人前で話すのは、とても勇気のいることです。おそらく思い出したくないこともあったでしょう。それでも今、不登校でつらい思いをしている子どもたちと親御さんのためになにかできればと、出席を快諾してくださった2組のご家族に心から敬意を表したいと思います。
 お話は、前回の参加者から寄せられたご質問(今回の予告をして質問を募集)に加え、当日、会場のみなさまからもご質問をつのり、それに答えるかたちで進行しました。たとえば、当時どんなことを考え、どんなことが不安だったか/親の対応と、それに対する子どもの思い/親に言えなかったこと/子どもに聞けなかったこと/親の言葉や行動でうれしかったこと、悲しかったこと/立ち直りのきっかけになったこと…などなどです。
 司会は、いつも温かくわかりやすい解説で好評の海野 千細さん(八王子市教育センター総合教育相談室長)、助言者として、池亀 良一さん(代々木カウンセリングセンター所長)、霜村 麦さん(メンタルクリニックあんどうカウンセラー)、荒井 裕司(登進研代表)に的確なアドバイスを送っていただきました。 第1部終了後には、参加者のみなさまが互いにセミナーの感想や思いを語り合う「Share(シェア)」時間も設けました。
 また、体験談の合間にちょっと肩の力を抜いていただくコーナーとして、当研究会代表・荒井 裕司によるミニ講話「大切なことはすべて子どもたちから学んだ(第2話)」も好評でした。約30年間の経験をもとに、不登校の子どもたちとの心がホッとするエピソードを聞かせてくれました。

◆プログラム

【第1部】2組の親子によるトークライブ

「不登校~子どもに聞けないこと、親に言えないこと~」

司会 海野 千細 (八王子市教育センター総合教育相談室長)
助言者 池亀 良一(代々木カウンセリングセンター所長)
霜村 麦 (メンタルクリニックあんどう カウンセラー)
荒井 裕司 (登進研代表)

【第2部】ミニ講話「大切なことはすべて子どもたちから学んだ」第2話

講師 荒井 裕司 (登進研代表)

【第3部】個別相談

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2006年09月10日(日)■登進研バックアップセミナー55 

不登校―原因がわかれば解決するのか

不登校の原因を知ることと子どもを理解することの違いを考える

 学校に行けないわが子に対し、多くの親御さんがいだく思いは、「なぜ、うちの子は不登校になってしまったのか」「その原因を知りたい」というものです。当セミナーの参加者の方々から寄せられたアンケートでも、次のようなご質問がとても多いのです。
・不登校の主な原因はなにか?
・不登校の傾向と対策を知りたい
・本人に理由を聞いても答えてくれないので何をしたらいいかわからない
 なにか問題が起こったとき、多くの人は「原因はなにか?」「理由を知りたい」「原因や理由さえわかれば、対処のしようもあるのに…」と考えます。

 しかし、私たち人間には原因や理由がわからなかったり、人にうまく説明できないことがたくさんあります。あまりに多くのことがからみ合っていて、原因を特定できない場合も少なくありません。原因がわかっても、どうにもならない場合も多いものです。それでも、「原因を知りたい」「理由を話してほしい」と思う親の気持ちは当然ですが、それに対して「別に…」「わかんない」と答える子どもたちは何を考え、何を感じているのでしょうか。

 そこで、第1部は「不登校―原因がわかれば解決するのか」をテーマに、長年、東京都教育相談センターで数多くの相談に関わってこられた今村 泰洋さん(東京都教育相談センター主任教育相談員)にお話をうかがいました。
 なぜ、子どもたちの多くは原因や理由を話してくれないのか。原因を明らかにすることは、はたして不登校の解決に結びつくのか。不登校の原因や理由がわからなければ、子どもを理解することはできないのかなど、多くの親御さんがかかえる素朴な疑問を取り上げながら、親と子が不登校を乗り越えていくために大切なことはなにかについて、講演していただきました。
 第2部の「父親のための不登校理解講座4~父親でなければできないこと」では、毎回、「気持ちがラクになる」「わかりやすい」と好評の海野 千細さん(八王子市教育センター総合教育相談室長)を講師に迎え、学校に行けずに苦しんでいるわが子に対して父親だからこそできることとはなにかを考えながら、子どもとのかかわり方、母親(妻)とのかかわり方について、具体的なアドバイスをいただきました。ぜひ、ご夫婦でご参加ください。
 第2部終了後には、当研究会代表・荒井 裕司が、これまで約30年間の体験をふまえ、不登校・ひきこもりの子どもたちとのエピソードを語る「大切なことはすべて子どもたちから学んだ」のコーナーも設けました。

◆プログラム

【第1部】講演「不登校―原因がわかれば解決するのか」

講師 今村 泰洋 (東京都教育相談センター主任教育相談員)

【第2部】父親のための不登校理解講座4

「父親でなければできないこと」

講師 海野 千細 (八王子市教育センター総合教育相談室長)

【第3部】個別相談

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2006年06月11日(日)■登進研バックアップセミナー54

不登校―立ち直ろうとする力はどこから生まれるのか

自信と意欲の回復を支える親のかかわり

 これまで元気に通学していたのに、5月の連休明けから行けなくなってしまった」「新学期から頑張って再登校をはじめたけれど、また行けなくなった」「4月から何とか学校に通えるようになったが、まだまだ不安定な状態が続いている」この時期、こうした不安をかかえて当セミナーに参加されたり、さまざまな相談機関を訪れる親御さんは、決して少なくありません。親として、「どうしたら、ちゃんと学校に行けるようになるのか」と思い悩むのは当然のことでしょう。

 ただ、不登校をその子が成長するために必要な「休み時間」と考えるなら、しっかりと休むことこそが大切なのかもしれません。そうした「休み時間」を過ごすなかで、その子の心のなかに「立ち直ろうとする力」が芽生え、それがしだいに大きくなり、外の世界に出ていく自信や意欲につながっていくとも考えられます。
 では、そうした「立ち直ろうとする力」は、どこから生まれてくるのでしょうか。たとえば、人間が本来もっている“自然治癒力”によって、風邪をひいたり、軽いケガをしたときのように、ほうっておいても自然に回復するのでしょうか。あるいは、まだ弱く未熟な子どもたちですから、親をはじめとするまわりの人間のサポートがあってはじめて、「立ち直ろうとする力」が生まれてくるものなのでしょうか。

 今回の第1部は、海野 千細さん(八王子市教育センター総合教育相談室長)を講師に迎え、「不登校―立ち直ろうとする力はどこから生まれるのか」をテーマにお話をしていただきました。子どもたちの「立ち直ろうとする力」は、どこからどのように生まれてくるのか、そして、親のかかわり方が、そこにどんな影響を与えるのかを、わかりやすく解説していただきました。
 第2部の「不登校なんでも相談室 PART2―進級・進学後に起こりがちな問題への対処」では、会場との質疑応答をまじえながら、「新入学後、まもなく不登校になった」「中学で不登校になり、高校入学を機に学校に通いはじめたが、連休明けから休みがち」「ここにきて、今の学校はイヤ、ほかの学校に行きたいと言い出した」など、この時期に起こりがちな問題を取り上げ、3人の回答者にアドバイスをしていただきました。

◆プログラム

【第1部】講演「不登校―立ち直ろうとする力はどこから生まれるのか」

講師 海野 千細 (八王子市教育センター総合教育相談室長)

【第2部】不登校なんでも相談室 PART2

「進級・進学後に起こりがちな問題への対処」

回答者 海野 千細 (八王子市教育センター総合教育相談室長)
池亀 良一 (代々木カウンセリングセンター所長)
荒井 裕司 (登進研代表)
司会 霜村 麦 (メンタルクリニックあんどう カウンセラー)

【第3部】個別相談

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