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セミナーに参加して夫が変わった

 ある日、登進研事務局に、セミナーに参加されたお母さんから一通のメールが届きました。
「ずっと子どもの不登校のことを理解してもらえなかった夫が、セミナーで変わった」という嬉しい内容で、私たちスタッフも感動し、元気づけられました。 家族が「わが子の不登校」という問題に直面したとき、お父さんの理解と協力は非常に重要です。お父さんの理解が得られないと、お母さんは問題をひとりで抱え込み、疲れ果て、心がボロボロになってしまいます。 登進研セミナーでも、これまで「父親のための不登校理解講座」等を実施してきました。しかし、まだまだお父さんの協力を得られず、悩んでいるお母さんがたくさんいます。 そこで、ご本人のご了解を得て、そのメールをここに紹介させていただきます。このお母さんの思いや経験が、同じ思いをもつ他のお母さんたちを勇気づけ、ご家族の関係がよい方向に動き出す一助となればと祈っています。

◇ 登進研セミナーに参加されたお母さんのメールより

 登進研スタッフおよびセミナー関係者の皆様

 

 1月30日のバックアップセミナーに参加し、
 お礼を申しあげたくて、メールを出させていただきました。
 今回は夫婦で参加いたしました。
 子供が不登校状態になってから今までの2年間、
 夫には娘の辛さや学校に行きたいけど行けない、
 という苦しさを理解してもらえませんでした。
 夫には、「学校に行けないという現在の結果には必ず原因がある。
 その原因は本人が甘えている、根性がない、怠けているからだ。
 お母さんが甘いからダメなんだ。
 おなかが痛かろうが頭が痛かろうが、少しくらい我慢して学校に行け、
 ゲームやパソコンで遊んでばかりいないで勉強しろ!と、厳しくしなきゃだめだ!」
 という持論をなかなか変えてもらえず、子供とは衝突ばかり、
 本当は一番サポートしてほしい夫という存在からの
 私自身への批判にも耐えなければならず、
 真剣に離婚を考えたこともありました。

 私自身は夫と同じように組織の管理職として仕事を続けながら、
 娘のサポート、学校の対応をひとりでしている状態でした。
 まさに、孤軍奮闘の状態です。

 夫とぶつかるたびに、
 娘が学校に行けないのは決してさぼっているわけではない、
 行きたくても行けないからなんだということや、
 今は目先の登校や勉強だけを目標にするのではなく、
 将来の自立のために自分に自信がつくような小さい成功体験の積み重ねや、
 家族に大切に思われているという安心感を得ることを大切にしたい、
 勉強したい、登校したいという気持ちはその結果についてくるものだと思う、
 という話をしました。
 しかし一向に理解してもらえませんでした。

 それが、今回のセミナーに参加し、シェアの時間に夫がこのような発言をしました。
 「私は仕事ばかりしているので、子供の不登校のことも
 どうしてもロジカルに考えてしまいます。
 現在の結果には必ず原因があるからその原因を何とかすればいいんだと。
 奥さんには“そんな簡単にはいかないよ”といつも言われていたんですが、
 今日参加してそのことが良く分かりました」

 今までどうしても分かってもらえなかった根本的な考え方を理解してもらえて、
 何より私自身が救われた思いです。
 2年間、幾度となく試みて理解してもらえなかったことが、
 たった3時間でわかってもらえたのです。
 今回夫が参加してくれて、本当によかったと思います。

 夫自身も娘が学校に行けないこと、なかなか動き出せないこと……
 つまり、周りの中学生と全く違う思春期を過ごしていることで、
 世間体や親戚への体面を考えたり、
 将来は仕事にも就けずニート状態になってしまうのではないかなど、
 彼なりに苦しんでいたようです。

 同じような悩みを持つ保護者の方と一時ですが思いを分かち合えたことも、
 そんなことで井戸端会議をする機会のない男性には得難い体験であったと思います。
 夫も気持ちが少し楽になったようでした。
 本当にありがとうございました。

 まだ道のりは長いと思いますが、今回のセミナーに夫婦そろって参加したおかげで、
 今までより希望を持って、少なくとも夫婦がお互いを批判せずに、
 協力していけそうです。
 これからもぜひセミナーで勉強させていただきながら、
 前向きに家族で乗り越えていきたいと思います。
 今回お話しくださった先生方、登進研スタッフの皆様に心から感謝いたします。
 ありがとうございました。

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